TSAのマークをつけて完了です。
お客様も今後アメリカへ渡航する機会が
あるそうで、TSAにして貰えてよかったと
喜んでおられました。
付いていた元の錠と新たに加工交換した錠です。
上:TSA(新しく加工した錠)
下:トリオ(元の錠)
違和感なく取り付けを完了させ、鍵の開閉も
一切問題ありません。
【TSAロック鍵付スーツケースの本体破損による新品交換】
地元からの修理オーダーです。
一般的に主流となってきたTSAロックですが、メーカーオーダーも困難という極めて面倒な鍵となっております。スーツケース修理専門店以外では取扱いすら出来ない本体部は
中々手に入れる事が出来ない状況ですので、個人ですとまず不可能の部品となります。
当店は鍵作成を主体としておりますが、お困りのお客様にできるだけ対応できるよう部品を扱うメーカー様とも連携を現在取っており、修理の幅も少しずつですが広がっております。
今回、本体部の破損とのことで部品を調べたところ、メーカーの製造が止まっており、同色のシルバーが長期欠品(4ヶ月以上待ち)との事でした。
色違いの黒が在庫であったため、お客様に再度確認しお取寄せとなりました。出張にて交換して問題なくご使用頂けるようになりました。
納品時、お客様もビックリ&大変満足されておりました。
スーツケース修理専門店ですと、数週間〜の預かりとなりますが当店では部品メーカー様との直接提携で数日の修理が可能となっております。
部品交換費用もスーツケース修理専門店に比べ、4000円ほどお安くなっております。
【トリオ製スーツケース錠代替へ新品交換】
地元からの修理オーダーです。
スーツケースの老舗トリオ社のイノベーター初期型についていました錠の交換依頼です。
当初は合鍵作成を検討していましたが、錠は複雑な造りで作成が難しいと判断し錠一式を交換する事になりました。しかし、トリオのイノベーター初期型に採用されていた錠は
数年前に廃盤となっているようで、新品が入手できない状況となっておりました。そこで同サイズのTSAロックに完全入れ替えをする加工を行いました。
スーツケースの修理専門店でも少々嫌がる加工ですが、当方は3時間ほどで加工を完了させました。(部品の互換性などの下準備は事前に有り)。
ケースも汚れや傷がありましたので、綺麗に磨いて修理致しました。
納品時、お客様も大変満足されておりました。
錠の鍵穴にKHHやHHKなどの番号が打刻されているタイプですと、合鍵は入手困難となっております。当店の技術でTSAロックに変更してみてはどうでしょうか?
【カワサキKSR−80 シリンダー組みなおし】
ネットからの修理オーダーです。
初回にイグニッションシリンダーの鍵紛失と言う事で作成したのですが、燃料コックキーとシートロックキーが合わないという事で、鍵の同一化のため再依頼となりました。
カワサキは一部を除き番号打刻がありません。10年前から番号打刻からの不正キー作成を無くす対策として打刻を一切行わないとしたそうです。
現在、ホンダ・ヤマハ・スズキも同様になってきており、Assy交換(新品一式交換)が前提となっており、3万円〜の出費となります。
今回預かりました燃料タンクとシートロックは同一のようで、イグニッションキーのみが後から変えられてしまったようです。
とりあえず、イグニッションキーにあわせるためにシリンダーを分解して鍵に合わせてピンの配列を入れ替えします。
シリンダー内のグリスなども劣化していましたので、綺麗に洗浄し注油を行い組み付けを行いました。その後納品完了となりました。
破損してしまった本体
新品交換後のスーツケース
【ヤマハXJR1200鍵紛失作成】
ネットからのオーダーです。
鍵を紛失してしまったという事で、鹿児島よりオーダー頂きました。当店は北は北海道〜南は九州まで常時ご依頼頂いております。
ごくまれにですが、ヤマハのシリンダーに不具合があって鍵を作成しても引っかかるという事があります。今回も何度か作成を試みた
のですが、ロックやキーオフする際に引っかかりがでるためシリンダーを分解して加工作成となりました。
加工後はスムーズにキーが動くようになりました。
お預かりついでに、トップブリッジのブラスト処理と鏡面仕上げを行い、クリアー塗装後にご返却となりました。
納品後はお客様も大変お喜びになられておりました。
お預かり時点
(全体的に錆と汚れがあります)
お預かり時点
(油汚れが酷い状態です)
お預かり時点
(鍵のシャッターが閉じていません)
ブラスト処理
右ブラスト後→
←左ブラスト前
納品時点
(錆が無くなり新品の輝きです)
納品時点
(鍵のシャッターも閉じています)
預かった時点では彼方此方に傷や汚れがありました。
綺麗に磨いてから修理しました。